映画公開直前の原作を読みました

 

 令和のご時世は凄まじい物価の上昇がある半面、タダで漫画の原作が読めてしまう機会も存在するという複雑怪奇な社会環境も持ち合わせているようです。先日、ボクは「ブルーピリオド」という漫画を2巻分、とある漫画アプリを使用することで読ませていただきました。(もちろんこの2巻分はタダよ。)

 率直な感想は「面白い!」ですね。ボクのこのブログなんかよりも的確にお絵描きする者の心情やら絵や美術に関する疑問やらを描いてくれているだけでなく、答えも示してくれています。この「ブルーピリオド」という作品、既に15巻も販売されていて、おそらくはかなり以前から話題の漫画だったのでしょうね。世間に疎いボクは、この8月までこの作品(漫画)の存在すら知らなかったので、非常に新鮮な気持ちで読むことができました。

 さて、この「ブルーピリオド」という作品(漫画)、あまりに凄いので(凄いというのはお金出して買って読んでもいいと思える漫画、このブログを読みに来られているのならおススメの漫画です)この場で私の細かな気に入った点など多くは語りませんが、この作品を今回の話題に挙げた以上、ボク(こけのきもち)のお絵描きの現時点での到達したい状況というのはどのあたりにあるのか申し上げる必要がありそうです。

 絵やイラストを描く理由は人それぞれ、またその作品を見てくださった方々の作品に対する感じ方も人それぞれです。ボク(こけのきもち)は「きっとボクなんて絵の才能なんて無いや」という気持ちを抱きつつも「どうしても自分の内にある感情や世界観を吐き出したい」という強迫神経症にも似たこの現実社会に適応しないことも自覚した本来の自分の姿や形にはならないボク固有の思念を残したいのだと解釈しています。結果、もっと上手く、もっとリアリティーを高めた絵やイラストを描きたい、と念じながら描いた作品こそが飾らないボクの姿であって、ボクは贅沢にも、その姿を収めた額を楽しんでくれたり飾ってくれたりする人に出会いたいのだと自己解釈しています。それが現時点でのボクの行き着きたい着地点なのだと思います。

 

 ボクの絵は素人の絵、決してうまくはありませんが、毎日見てもなぜか飽きずに少しずつ感じ方が異なる、額に入れて飾っておいてもわけもなく楽しめる、そう感じてもらえる絵やイラスト(作品)を描きたいんですね、無性に。

 今回は話題が話題だったので、ちょっと観念的な文章になってしまいました(反省)。しかもこの文章を書いてまた推敲して、という作業をしているうちにこのおススメの「ブルーピリオド」も劇場公開となりました(汗)。

 振り返れば日常の忙しさにかまけブログのポストも月イチペースになっている。だめですねぇ、こけのきもち。でも少しずつ少しずつ毎日前進。3巻目以降も読み進めますよ。映画も観に行こうかな。こけのきもち、自分の絵は描いている。けれどもこのサイト内で「準備中」とうたった部分の仕上げと作品およびブログのアップまた原画販売のためのショップ立ち上げ、これらは遅々として進んでいない(汗)。

 今回は汗ばっか(ばかり)だ、すみません。最後までお読みいただいた皆様、ありがとうございました。次回はしっかりとした記事、たんと書きます。

2024年8月13日 こけのきもち